保育士への求人紹介を「公式LINEと社用携帯でのSMS個別配信」から「公式LINEとSalesforce上の顧客情報を活用したSMS一括配信」に切り替え、登録者のニーズに沿った効果的なSMS配信を実現
株式会社プロリーチ

- 業種
- 人材
- 従業員数
- 25名
- 取り組み
- 公式LINEに加え社用携帯から個別送信していたSMSでの求人紹介を、KDDI Message Cast for Salesforceと連携することで登録情報を活用したSMS一括送信を実現
- 利用用途
- 利用
サービス

SMS送信サービス「KDDI Message Cast for Salesforce」は、Salesforceの登録情報を利用した配信が可能なため、送信する内容に興味がある方に対象を絞ってSMS一括配信をすることができます。
プロリーチ様では、保育士への求人紹介としてKDDI Message Cast for Salesforceをご導入いただきました。従来の公式LINEと社用携帯からのSMS個別配信から一部をSalesforceの登録情報を活用したSMS配信に切り替えることで、登録者のニーズに沿った効果的なSMS配信を可能にされました。
今回は、ご担当者様にサービス導入のきっかけや効果などをお伺いしました。

目次
採用の理由と経緯
− 事業概要と担当業務についてご紹介ください。
転職を考える保育士の方を対象としたマッチングサービス「保育士Reach」の運営が主な事業となっています。その中でも所属する保育事業部は、SNS(TikTok等)の広告などマーケティング業務やLINE登録された方へのアドバイザーとしての役割を担っています。

− 業務の中で、どのような課題がありましたか?
保育士への公式LINEからの求人紹介と、社用携帯からSMSを個別配信する中で、3つの課題がありました。
まず、ニーズに沿った配信が十分にできていない点です。流入経路によって複数の公式LINEアカウントがあり、合計21,000名が登録している複数アカウントを担当者2名で運営していました。しかし、配信システムで顧客情報を細かく管理することが難しいため、対応している都府県(東京、大阪、愛知、兵庫)を対象に絞ってしか配信することが出来ず、特定のエリアや年齢などの顧客情報に適した配信ができていませんでした。
次に、各アドバイザーからの個別SMS配信では、配信状況が不透明で効果の計測ができない点です。電話が繋がらない方には、各アドバイザーから社用携帯でSMS個別配信を行う運用にしていました。しかし、配信状況が各自に確認しないと分からないため、合計配信数や効果の計測などができていませんでした。実際、SMS個別配信からの成約数は0件でした。
最後に、公式LINEや個別電話などでもどうしても連絡が取れない方が一定数いた点です。公式LINEの配信では開封率が10%と低い時もあり、見ていただけない方がいたため電話でのフォロー連絡をしていました。しかし、電話だと勤務中の方は日中連絡が付かず、前述の通り携帯からのSMS配信も行ってはいたものの配信数や効果などが不透明なこともあり、他のアプローチ手段が必要でした。
このように、既存の運用では改善するべき点が複数ありました。

− SMSとKDDI Message Castを選んだ理由は?
SMSは、メールと比較して開封率が高いことや、求職者も手軽に携帯で確認でき、対象者を属性に細かく絞って配信ができるため導入しようと検討しました。その中でも、KDDI Message Castは他サービスと比較しコストが低かったため導入を決定しました。

導入後の効果
− KDDI Message Cast をどのように利用していますか?
公式LINEでの配信頻度を下げて、一部SMSでの配信としています。
配信回数は時期によって異なりますが、繁忙期はLINEを週に5〜6回、SMSを週に1〜2回で配信しています。メインの求人紹介では、紹介する保育園と登録者のニーズが合うようにSalesforceに登録されている居住エリアなどで対象を絞り、最大30分/回くらいかけ担当者1名で一括配信をしています。

− SMSを配信する上で工夫した点はありますか?
登録者の中には、保育園で勤務しながら転職先を探されている方も多くいるため、保育士の方のライフスタイルに沿ったタイミングで配信するようにしています。また、双方向だと登録者の方が返信された後すぐに応答できた方が良いため、対応可能な20時までには配信するようにしています。曜日は、保育士をしていた経験から水曜日が週の真ん中で一番転職を考えやすいタイミングになるため、遅番の場合にも対応できるように水曜日の18〜20時で配信するようにしています。さらに、配信している中で日曜日の20時あたりも反応をいただける傾向にあったので、そのタイミングでも配信をするようにしました。
配信文面の作りとしても、長いと流し読みされてしまうのでなるべく文字数を短くし、詳細はWebページなどに誘導する形をとっています。
− KDDI Message Cast の導入によってどのような成果が出ていますか?
Salesforce上の顧客情報を活かした配信が行えるようになり、今までできていなかった各登録者の要望に沿った求人紹介を一括配信で行えるようになりました。ニーズに沿った配信を始め、今までよりも反応が良くなったと思います。また、SMSの配信履歴がSalesforceへ自動的に残るため、課題であった配信状況の不透明さなどは解消することが出来ました。双方向プランの利用なので、返信数などから配信の効果が計測できています。
定量面でも今まで成約が0件であったのに対し、合計10名の面談と4名の成約に繋がりました。特に効果を感じたのが、LINEなど今までの手段では全く反応がなかった方からSMSで反応があったことで、利用開始から1か月ですぐに成約することができました。

− 貴社と同じような課題をお持ちの企業様に対して、一言いただけますでしょうか?
導入当初は公式LINEのみで事足りるのではと思う部分もありましたが、実際にSMSでの配信を始めてみて、良かったと感じます。公式LINEでの連絡が主流になってきているからこそ、他のLINEに埋もれてしまう事も増えてきており、その中で新たなアプローチとしてSMS配信をすることで、想像していた以上の効果を得ることができました。
今後は、登録者の求職状況や希望の確認のためアンケートフォーム中心の配信を行いながら、アドバイザー個別でのSMS連絡も行えるようにしていきたいです。

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