SMS通知とは?プッシュ通知との違いやメリット、活用方法を解説

目次
SMS通知とは?

SMS(Short Message Service)通知とは、携帯電話の電話番号間で送受信できるメッセージ通知のことです。SMSはメッセージの受信をすぐに認識することができ、開封率もEメールと比べて高いと言われています。さらに、ほとんどの携帯電話に装備されているため、キャリアが異なっても送受信することができます。
送信には料金がかかりますが、受信は無料なので、受信者に費用負担がないことも魅力です。用途としては、企業の情報配信や二段階認証に使用されることが多いですが、個人的に連絡を取り合う際にも使われることがあります。
SMS(ショートメッセージ)とは?料金や送受信方法をわかりやすく解説 – SMS送信サービス「KDDIメッセージキャスト」
SMS通知とアプリのプッシュ通知の違い
SMS通知とアプリのプッシュ通知のいくつかの違いを表にまとめました。
SMS通知 | アプリのプッシュ通知 | |
---|---|---|
アプリのダウンロード | 不要(標準搭載されているため) | 必要 |
開封率 | およそ90パーセント以上 | およそ50~80パーセント |
通知機能 | 初期設定「ON」、ポップアップ表示 | 設定が個々に必要「OFF」設定→通知無し |
宛先 | 電話番号(android、iPhone、スマホ、ガラケー間で送受信可能) | アプリ内のIDなど |
料金 | 送信時にかかる | 無料または定額 |
その他 | 格安スマホの場合は有料オプションの場合もあり。 | アプリの削除後は通知も一切無くなる。 |
参考:https://leafnet.jp/sms-fours/column/archives/746
プッシュ通知とは?仕組みや種類、メリット、活用のコツを解説 – SMS送信サービス「KDDIメッセージキャスト」
SMS通知の設定方法
SMSは大体の携帯電話に標準装備されていますが、通知方法などをカスタマイズすることもできます。ここでは、個人ユーザー向けにスマートフォンのSMS通知の設定方法について説明していきます。
<SMS通知の設定手順>
- iPhoneの場合は、「設定」アプリ→「通知」をタップする。
Androidの場合は、「設定」アプリ→「通知」or「アプリと通知」をタップする。 - 「通知」から「SMS」アプリを探してタップする。
- 「SMS」アプリの「通知を許可」をONにする。
- お好みに合わせて通知音やバイブ設定、ポップアップ表示などを変更or設定する。
- SMSのテスト送信→設定内容をチェックする。
通知オフ、通知オンの変更手順を覚えて、研修や通院時などTPOに合わせて設定変更するのも良いでしょう。
SMSの通知機能を企業が活用するメリット


次に、SMSの通知機能を企業がマーケティング等で活用するメリットを3つ紹介します。
- 電話番号を使ってメッセージ送信できる
- メッセージを確認(開封)してもらいやすい
- 安全性が優れている
それぞれくわしく見ていきましょう。
参考:https://www.cm.com/ja-jp/blog/sms-and-push-notification/
メリット①:電話番号を使ってメッセージ送信できる
SMSは、送信先の電話番号さえあれば、メッセージを送信できます。現在は通信キャリアを変更しても、多くの人が同じ番号を長期間使い続けることが一般的です。このため、送信したい方への到達度が高く、休眠顧客へのアプローチにも適しています。また、ガラケーにも電話番号だけでメッセージを送信することができます。
これらの理由から、SMSはさまざまな方にアプローチができ、効率的に意思疎通ができるツールであり、ビジネスシーンにも活用できます。
メリット②:メッセージを確認(開封)してもらいやすい
SMSは受信すると同時にホーム画面に通知が表示されるため、受信者はそのままタップして、すぐにメッセージを確認できる仕組みになっています。従来のメールは、受信ボックスに埋もれたり迷惑メールに振り分けられてしまうことがありますが、SMSはその心配が少ないのが魅力です。また、即時にメッセージのやり取りができるのもメリットのひとつです。
このように緊急の情報や二段階認証など、確実かつ迅速に届けたいメッセージの場合はSMSが最適といえます。
メリット③:安全性が優れている
メールやLINEなどのメッセージアプリはパソコンからもログインできるものが多く、IDやパスワードが流出して、個人情報漏洩が問題になっています。しかし、SMSは受信した電話番号の端末でしかログインできません。SMSはその点が安全なので、二段階認証などに広く活用されています。
具体的にはSNSやメールアカウントにログインする際に、IDとパスワードを入力後、SMSによる認証を導入することで、不正アクセスを防ぐことができます。
企業はこのような手段を利用することで、安全なサービスを顧客へ提供することができ、顧客の安心感を高めることができるでしょう。
SMSを活用する際の注意点
このように、SMSは個人間のやりとりだけでなく、企業の顧客対応ツールとしても注目されています。しかしSMSを使う際に知っておかなければいけない注意点もあります。SMSを活用するうえで事前に把握しておくべき3つの注意点を説明します。
- 送信可能な文字数が制限されている
- 画像や動画を添付することができない
- 送信するごとにコストがかかる
注意点①:送信可能な文字数が制限されている
SMSは送信できる文字数に制限があります。大半の機種は最大670文字まで送信可能ですが、なかには全角70文字までの送信に制限される機種もあります。文字数がオーバーすると送信エラーが発生したり、メッセージが受信時に分割されてしまうことがあります。
そのため、長いURLを送信する際は文字数を意識することが大切であり、ビジネス向けのSMSサービスを検討するのも良いでしょう。
注意点②:画像や動画を添付することができない
SMSはテキストメッセージは送信できますが、画像や動画ファイルを添付・送信することができません。もし画像や動画を送りたい場合、ちょっとした工夫が必要になります。
多いのは、ウェブサイトやクラウド環境に画像や動画ファイルをアップロードし、そのリンクをSMSで送信する方法です。そのリンクを受信者がクリックすることで画像などを見ることが可能になります。ただし、文字数制限や受信者の確認に手間がかかるため配慮が必要です。
注意点③:送信するごとにコストがかかる
SMSを送信するごとに料金が発生します。一般的には個人の場合は1通あたり3~33円、法人は8~16円ほどの料金がかかります。個人的な送信や少数の送信であれば大きな負担にはなりませんが、数千または数万件規模のSMS送信の場合は、コストが膨大になる可能性があります。
ビジネスでのSMSの活用方法


たくさんの顧客に一斉にSMSを送るといったビジネス利用の場合は、専用のSMS送信サービスを活用することをおすすめします。コスト面のメリットだけでなく、専用サービスを使えば、定型文の登録、送信先の管理、メッセージの到達率やクリック率などの分析といった付帯機能もあります。毎回手作業でSMSを送ることなく、顧客への一斉送信や、キャンペーンスケジュールに合わせた送信設定が可能になることも大きな魅力のひとつです。
では、SMS送信サービスを扱う企業を選ぶ際、どの企業を選べば良いのでしょうか?
次におすすめのSMS送信サービスをご紹介します。
法人向けSMS送信サービスなら「KDDI Message Cast」
法人向けSMS送信サービス「KDDI Message Cast」は、初期費用0円、定額費用0円で利用でき、最大660文字の長文SMSと+メッセージを送信できるサービスです。キャリア直接接続であり、高い到達率を誇ります。また、画像や動画といったコンテンツの配信にも対応しており、従量課金制を導入しています。
24時間365日のサポート体制が整っているため、安心してご利用いただけるサービスです。
※なお、+メッセージは2025年3月現在において「au、docomo、ソフトバンクのみ」に対応しています。
まとめ
この記事では、SMSの通知の仕組みや活用方法について解説しました。SMSは、顧客に大切な情報をスピーディに伝えられる「便利なツール」です。「KDDI Message Cast」を活用すれば大量のSMSをタイミング良く送信できるため、顧客の満足度とリピート率も高まり、売上アップも期待できます。
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