SMS(ショートメッセージ)で画像・写真を送信する方法と注意点を徹底解説

SMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号宛にテキストを送受信できる通信規格ですが、画像や写真を直接添付することはできません。本記事では、ショートメールで写真を送る代替手段と、法人向けの画像配信方法を解説します。
目次
SMSで画像・写真が送れない理由
SMSは電話回線の信号チャネルを利用してテキストデータを送受信する規格です。通話回線上でデータを運ぶ仕組みのため、画像や動画などのバイナリデータを添付する機能がありません。これはキャリアや端末に関わらず、規格上の制約です。
SMSの基本仕様は以下のとおりです。
| 項目 | SMSの仕様 |
|---|---|
| 送受信できるデータ | テキストのみ |
| 最大文字数 | 全角670文字(キャリア・機種により異なる) |
| 画像・動画の添付 | 不可 |
| 通信経路 | 電話回線(信号チャネル) |
SMSには到達率が98%以上と高く、プッシュ通知で受信者に気づかれやすいという強みがあります。画像を送れない点だけを理由にSMSを避けるのではなく、用途に合わせた代替手段との組み合わせが現実的です。
【個人向け】SMSで画像・写真を送る方法
標準のSMSでは画像を送れませんが、以下の方法で代替できます。
iMessage(iPhone同士の場合)
iMessageはAppleが提供するメッセージサービスです。iPhoneやiPadなどApple製デバイス同士であれば、画像・動画・音声メッセージをデータ通信経由で送受信できます。
メッセージアプリで吹き出しが青色ならiMessageで送信されている状態です。緑色の吹き出しはSMSまたはMMSで送信されており、画像送信に制限がかかる場合があります。
iMessageの利用にはApple IDでのサインインとインターネット接続が必要です。相手がAndroid端末の場合は別の方法を検討してください。
+メッセージ(プラスメッセージ / RCS)
+メッセージは、RCS(Rich Communication Services)規格をベースにNTTドコモ・au・ソフトバンクの国内3キャリアが共同で提供するメッセージサービスです。電話番号を宛先に使いながら、画像・動画・スタンプなどのリッチコンテンツを送受信できます。
SMSとは異なりデータ通信(インターネット回線)を使用するため、最大100MBまでのファイル送信が可能です。テキストの文字数制限も全角2,730文字と、SMSの670文字を上回ります。
利用するには、送信側・受信側の双方が+メッセージアプリをインストールしている必要があります。相手が+メッセージを使用していない場合、自動的にSMSに切り替わるフォールバック機能があるため、メッセージが届かないという心配はありません。
+メッセージの詳細は「+メッセージ(プラスメッセージ)とは?SMSとの違い、料金、法人活用のポイントを解説」をご覧ください。
MMS(マルチメディアメッセージングサービス)
MMSは画像や動画を添付できるメッセージサービスです。auとソフトバンクが対応しており、各キャリアのメールアドレス(@ezweb.ne.jpや@softbank.ne.jpなど)を使用します。
NTTドコモはMMSに対応していないため、ドコモユーザー同士やドコモユーザーへの送信には利用できません。利用可能なキャリアが限定される点に注意が必要です。
MMSの詳細は「MMS機能とは?設定方法から送り方、トラブル解決まで完全ガイド」をご覧ください。
クラウドサービス経由で画像URLを共有する
デバイスやキャリアを問わず画像を共有したい場合は、GoogleフォトやiCloudなどのクラウドサービスが有効です。画像をクラウドにアップロードし、共有用のURLをSMSで送信すれば、相手はリンクをタップするだけで画像を閲覧できます。
この方法であればSMSのテキスト送信機能だけで完結するため、相手の端末やキャリアに依存しません。ただし、共有リンクのアクセス権限を適切に設定しないと、意図しない第三者に画像が閲覧されるリスクがあります。公開範囲の設定を確認してから送信してください。
【法人向け】SMSで画像・写真を送る方法
法人がSMSを活用して顧客に画像や動画を届けるには、以下の3つの方法があります。用途や目的に応じて使い分けてください。
短縮URLを活用する方法
SMS配信サービスの短縮URL機能を使えば、Webページや画像・動画へのリンクをコンパクトなURLに変換してSMS本文に挿入できます。受信者がリンクをタップすると、ブラウザ上で画像や動画を閲覧できる仕組みです。
短縮URLには、クリック数やクリック率を計測するトラッキング機能が搭載されているサービスもあります。配信効果を数値で把握できるため、マーケティング施策の改善に役立ちます。
短縮URLの活用例
| 活用シーン | 送信内容の例 |
|---|---|
| 商品・サービスの案内 | 新商品の画像付きランディングページURL |
| 契約書類・請求書 | PDF閲覧ページへのリンク |
| 操作説明・マニュアル | 動画チュートリアルのURL |
| キャンペーン告知 | 特設ページへのリンク |
KDDI Message Castでは、管理画面から短縮URLを作成でき、クリック計測にも対応しています。
RCS(リッチコミュニケーションサービス)を活用する方法

RCSは、SMSの後継となる次世代メッセージング規格です。テキストだけでなく、高解像度の画像・動画・ボタン・カルーセルをメッセージ内に直接表示できます。
従来のSMSや短縮URL方式との違いは、受信者がブラウザを開く手間がない点です。メッセージアプリ上で画像や動画がそのまま表示され、ボタンをタップすれば申し込みや問い合わせまで完結します。
RCSの基本仕様
| 項目 | RCSの仕様 |
|---|---|
| 画像・動画送信 | メッセージ内に直接表示 |
| ボタン配置 | 「詳細を見る」「申し込む」等のアクションボタン |
| カルーセル表示 | 複数の商品・サービスをスワイプで閲覧 |
| 企業認証 | 企業ロゴ・認証マーク表示で信頼性を担保 |
| フォールバック | RCS/+メッセージ非対応端末にはSMSで自動配信 |
KDDI Message Castは、2025年5月よりRCS配信に対応しています。RCS/+メッセージ非対応の端末にはSMSへ自動的に切り替わるフォールバック機能を備えているため、配信先の端末環境を問わずメッセージを届けられます。
RCSの詳細は「RCSとは?SMSとの違いからビジネス活用方法・導入事例まで解説」をご覧ください。
RCS導入による実績
RCSを導入した企業では、具体的な成果が報告されています。
不動産業界: 夏季のエアコン故障・クリーニング案内を紙のDMからRCSに切り替えたところ、申込受付率が前年比2.3倍に向上しました。
詳しい導入事例は「不動産業界の導入事例」をご覧ください。
印刷業界(TOPPANエッジ株式会社): RCSとSMSのハイブリッド配信で開封率88%、クリック率30%を達成しています。
詳しい導入事例は「TOPPANエッジ株式会社様の導入事例」をご覧ください。
RCS/+メッセージの法人向け配信を活用する方法
RCS/+メッセージの法人向け配信サービスを利用すれば、企業アカウントから顧客に画像・動画付きメッセージを配信できます。
法人向け配信の特長として、認証済み企業アカウントのマーク表示があります。受信者の画面に企業名とロゴが表示され、正規の配信であることを確認できます。フィッシング詐欺対策としても有効です。
消費者向けRCS/+メッセージは、au(2025年10月〜)、ソフトバンク(2026年3月〜)で申し込み不要で利用可能になっていますが、すべてのユーザーに届くわけではありません。KDDI Message Castでは、RCS/+メッセージ非対応の端末にはSMSへ自動フォールバックするため、端末環境を問わずメッセージを届けられます。
SMSで画像を送るときの注意点
SMSや関連サービスで画像を送る際に、注意すべきポイントを紹介します。
文字数制限に注意する
SMSの本文に収められる文字数は、一般的に全角670文字が上限です。短縮URLを挿入する場合、URL分の文字数を差し引いた残りでメッセージを構成する必要があります。
KDDI Message Castでは最大660文字の長文SMSに対応しており、短縮URL機能と組み合わせることで、限られた文字数内でも効果的なメッセージを構成できます。
セキュリティに配慮する
クラウドサービス経由で画像を共有する場合、共有リンクのアクセス権限に注意が必要です。「リンクを知っている全員がアクセス可能」な設定のままだと、転送やURL漏洩によって意図しない第三者に画像が閲覧される可能性があります。
法人利用の場合、個人情報や機密性の高い画像を扱うケースも少なくありません。RCS/+メッセージであれば、メッセージ内に画像を直接埋め込む形式のため、リンク漏洩のリスクを軽減できます。
受信者の端末環境を確認する
iMessageはApple製デバイス同士でのみ利用可能、MMSはドコモ非対応、+メッセージはアプリのインストールが必要など、各サービスには利用条件があります。個人間のやり取りでは、相手の端末やキャリアに合った方法を選ぶことが大切です。
法人が不特定多数の顧客に配信する場合は、受信者の端末環境を個別に把握することが困難です。KDDI Message CastのRCS/+メッセージ→SMSフォールバック機能を使えば、端末環境を意識せずにメッセージを配信できます。
法人がSMSで画像・動画を送るメリット
法人がSMSと画像・動画送信機能(短縮URL、RCS/+メッセージ)を活用することで得られるメリットを紹介します。
テキストだけでは伝わらない情報を届けられる
商品の外観、操作手順、物件の写真といった視覚情報は、テキストだけでは伝えきれません。画像や動画を添えることで受信者が内容を把握しやすくなり、問い合わせや来店、申し込みといったアクションに結びつきます。
不動産業界では、エアコン故障・クリーニングの案内を紙のDMからRCSに切り替えたことで、申込受付率が2.3倍に向上した実績があります。テキストだけでは伝わりにくかったサービス内容が、画像やボタン付きメッセージで直感的に伝わるようになった結果です。
問い合わせ件数を削減できる
操作マニュアルや手続きの案内を動画や図解で送信すれば、受信者が自力で問題を解決できるケースが増えます。コールセンターへの問い合わせ件数が減少し、対応コストを削減できます。
トヨタレンタリース岡山では、SMS配信の導入により、従来20分かかっていた説明時間を0分に短縮しました。
詳しい導入事例は「トヨタレンタリース岡山様の導入事例」をご覧ください。
高い開封率でメッセージを届けられる
SMSはメールと比較して開封率が30%以上高く、プッシュ通知で端末に直接表示されるため、受信者がメッセージに気づきやすい点が強みです。
RCSを利用すれば、企業ロゴや認証マークが表示されるため受信者の信頼感が増し、開封率・クリック率の向上が見込めます。TOPPANエッジ株式会社では、RCSとSMSのハイブリッド配信により開封率88%、クリック率30%を達成しています。
よくある質問
Q. ショートメールで写真を送るにはどうすればいいですか? A. 標準のSMSでは写真を直接送れません。iMessage、+メッセージ(RCS)、MMSのいずれかを利用するか、クラウドストレージの共有URLをSMSで送る方法があります。
Q. SMSで画像を添付できますか? A. SMSはテキスト専用の規格のため、画像を添付する機能がありません。画像を送りたい場合は+メッセージやMMS、または短縮URLによるWebページへの誘導を検討してください。
Q. SMSとMMSの違いは何ですか? A. SMSはテキストのみ最大670文字を送受信する規格です。MMSはSMSの上位規格で、画像・動画・音声ファイルを添付できます。ただしMMSはドコモが非対応です。
Q. +メッセージで画像を送れますか? A. はい。+メッセージアプリを双方がインストールしていれば、画像・動画・スタンプを送受信できます。相手が未対応の場合はテキストのみのSMSとして送信されます。
Q. 法人がSMSで画像を送るにはどうすればいいですか? A. KDDI Message CastのRCS配信機能を利用すると、画像・カルーセルを含むリッチメッセージを顧客に配信できます。RCS非対応端末にはSMSで自動フォールバックします。
Q. RCSとSMSの違いは何ですか? A. SMSはテキストのみの規格です。RCSはSMSの後継規格で、画像・動画・ボタン・カルーセルなどのリッチコンテンツを電話番号宛に送受信できます。
Q. ショートメールで動画は送れますか? A. 標準のSMSでは動画を送れません。動画を送りたい場合は+メッセージ(RCS)を利用するか、動画をアップロードしたページのURLをSMSで送信する方法があります。
まとめ
SMSは規格上、画像や写真を直接添付できません。個人向けにはiMessage・+メッセージ(RCS)・MMS・クラウドサービス、法人向けには短縮URL・RCS/+メッセージ配信と、用途に応じた代替手段が揃っています。
法人利用では、RCSの採用が広がっています。メッセージ内に画像・動画・ボタンを直接表示できるRCSは、テキストのみのSMSと比べて訴求力が高く、不動産業界では申込受付率2.3倍、印刷業界では開封率88%・クリック率30%といった実績が出ています。
KDDI Message Castは、SMSに加え、RCS規格をベースにした+メッセージ、そして法人向けRCS配信の3チャネルを統合配信できる唯一のサービスです。フォールバック機能により受信者の端末環境を問わずメッセージを届けられるため、到達率と訴求力を両立できます。初期費用・月額費用0円で、最大2ヶ月3,000通の無料トライアルから試せます。
※KDDI Message CastはSMS送信サービス市場においてシェアNo.1(16.59%)を獲得しています(出典:BOXIL MAGAZINE「SMS送信サービスのシェア・市場規模」https://boxil.jp/mag/a8599/ 2025年4月10日時点)。
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この資料でわかること
- SMSの利用実態と他コミュニケーションツールとの比較
- ビジネスシーンにおけるSMSの代表的な利用用途
- 「KDDI Message Cast」の導入事例
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