2022年9月16日

医療機関(兵庫県尼崎市)

業種
医療
従業員数
401名
取り組み
新型コロナウイルス感染症のPCR検査結果をSMSで通知

「PCR検査を受けられた方々に検査結果を連絡することに工数がかかり、看護師の残業時間が増えている」「患者様に電話で連絡しても、なかなかつながらない」など、従来の連絡手段に課題をお持ちの病院やクリニックのご担当者様に活用いただいているSMS送信サービス「KDDI Message Cast」。

今回は「KDDI Message Cast」を導入いただいた病院のご担当者さまに、導入のきっかけや具体的な活用方法、利用後の変化などについて伺いました。

PCR検査結果の連絡対応で看護師の業務負荷増大

−「KDDI Message Cast」をどのような場面で活用されていますか?

当院では発熱外来を実施しており、患者様の新型コロナウイルス感染症のPCR検査結果(陰性・陽性問わず)をSMSにて送信・通知しています。

−「KDDI Message Cast」を導入しようと思われたきっかけを教えてください。

きっかけは、看護師の残業時間が大幅に増えていたことです。第7波のピーク時には、1日あたり180人近くの方がPCR検査を受けられており、陰性・陽性を問わず、全ての方に電話で検査結果をご報告していました。

単純に検査結果をお伝えして終わりではなく、陽性結果となった患者様に対しては体調面のヒアリングや、療養期間中の対応等をお伝えするため、お一人につき平均5分の時間を要していました。

− SMS送信サービスへの切り替えによる効果について具体的に教えてください。

電話連絡からSMS送信に切り替えたことにより工数が大幅に削減できたため、看護師の時間外業務が削減され、切り替え前の外来患者様への対応業務等が行えるようになりました。

一部、SMSを使えない患者様や、受診の際に体調で気になる患者様に対しては従前どおり電話等で対応していますが、大幅な業務効率化に成功しました。

また、SMS送信をする際には、患者様からよくいただくご質問事項やご不安に思われる点をFAQにまとめ、URLを検査結果と一緒に通知するようにしました。わかりやすいご案内ができるようになったことで患者様のご不安の解消につながり、折り返しのご連絡をいただくこともほぼなくなりました。

− SMS送信サービス「KDDI Message Cast」の使い心地など、感想があれば教えてください。

とても使いやすい操作性でスタッフは問題なく使用できています。

SMS配信をする上では誤配信をしないよう、配信前後において厳重にチェックしています。
患者様が問診票に記入された送信先電話番号と配信リストに生成したものが一致しているかダブルチェックを実施し、通知が届くべき方のもとに確実に届いたかまで確認しています。

SMSの送受信に慣れた若い世代の患者様が多い病院には特におすすめ

− SMS送信サービス「KDDI Message Cast」はどのような病院におすすめできますか?

SMSはご高齢の患者様にとっても使いやすいと思いますが、送受信に慣れた若い世代の患者様が多くいらっしゃる病院・クリニックは、特にスムーズに運用できるのではないでしょうか。

LINEをはじめとした様々なSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とは違い、SMSはアプリインストールなしで使用できる上、到達率も非常に高いことがメリットだと思います。

また、当院を構える尼崎市においては、自治体が先行してSMS送信サービスを導入していたこともあり、患者様をはじめとした皆さまの理解を得やすかったので、是非ご参考になさってください。