法人がSMSを送信する場合、実際にどの程度の費用がかかるのか。SMS送信の料金体系はサービスによって異なり、一見安く見えるサービスが実はトータルコストでは割高になるケースもあります。この記事では、法人向けSMS配信サービスの費用構造と料金比較の考え方を整理し、他の連絡手段との費用対効果やコスト削減の実例、費用を抑えながらROI(投資対効果)を最大化するためのポイントを解説します。

法人向けSMS送信にかかる費用の内訳

法人がSMS送信サービスを導入する際に発生する費用は、大きく「初期費用」「月額固定費」「通数課金(従量課金)」「オプション費用」に分類されます。サービスによって料金体系が異なるため、費用の内訳を正しく理解することが、コスト最適化の第一歩です。

SMS送信サービスの主な料金体系

法人向けSMS送信サービスの料金体系は、サービス提供事業者によって異なりますが、一般的に以下の要素で構成されます。

  • 初期費用: アカウント開設や環境構築にかかる費用です。無料のサービスもあれば、数万円から数十万円かかるサービスもあります。
  • 月額固定費: 毎月発生する基本利用料です。固定費が0円で、従量課金のみのサービスも増えています。
  • 通数課金(従量課金): SMSの送信通数に応じて課金される費用です。送信単価はサービス事業者によって異なります。通数課金にはさらに2つの方式があり、コストに直結するため選定時に必ず確認すべきポイントです。
    • 送信課金(リクエスト課金): SMSの送信リクエストを行った時点で課金が発生します。相手の端末に届かなかった場合でも費用がかかるため、到達率が低いサービスでは無駄なコストが生じます。
    • 到達課金(成功課金): SMSが相手の端末に到達した場合のみ課金が発生します。届かなかった分は課金されないため、コスト効率が高い方式です。
  • オプション費用: API連携、差し込み配信、送信結果レポートなどの付加機能に対する費用です。

KDDI Message Cast では、初期費用0円・月額固定費0円で、課金方式は到達課金(成功課金)を採用しています。届いた分だけ費用が発生し、届かなかった分は課金されません。さらに、国内4キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)の直接接続回線を利用しており、到達率98%以上を実現しています。到達率が高いうえに到達課金のため、無駄なコストが発生しにくい構造です。

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SMS送信と他の連絡手段の費用比較

法人が顧客へ連絡する手段は、SMS以外にもメール、郵送DM、電話(架電)などがあります。それぞれの費用対効果を比較し、どのような場面でSMSの費用対効果が高いのかを整理します。

連絡手段別の料金・費用対効果比較表

連絡手段1件あたりの
コスト
到達率・開封率即時性対応工数
SMS送信サービスにより
異なる
到達率98%以上、メールよりも高い開封率高い
(数秒で届く)
低い
(一斉配信可能)
メール送信0.1~5円程度到達率(受信箱到達)約50~70%、
開封率はSMSより低い
中程度低い
郵送DM60~100円以上到達率(宛先有効率)約80~90%、
開封率約60%
低い
(数日)
高い
(制作・印刷
・発送)
電話(架電)200~500円以上つながる確率
約30~40%
高い非常に高い
(人件費)

SMS送信の費用対効果が高いケース

上記の比較から、SMS送信の費用対効果が特に高くなるのは以下のようなケースです。

  • 確実に届けたい重要連絡: 支払い督促、予約確認、契約更新案内など、確実に相手に届ける必要がある連絡では、到達率98%以上のSMSが最も費用対効果に優れます。メールでは迷惑フォルダに入るリスクがあり、郵送DMでは転居先不明で届かないケースも発生します。
  • 即時性が求められる通知: ワンタイムパスワード、配送通知、緊急連絡など、リアルタイム性が重要な用途では、送信から数秒で届くSMSが適しています。
  • 大量の顧客への一斉配信: 電話による架電は1件あたりの人件費が高く、大量の顧客への連絡には不向きです。SMS配信であれば、管理画面やAPI経由で数万件単位の一斉配信が可能です。
  • 郵送DMの代替: 郵送DMは1通あたり60円以上かかるうえ、2024年10月の郵便料金改定でさらにコストが上昇しています。SMSへの切り替えにより、連絡コストを大幅に削減できます。

メールとSMS送信の「実効コスト」の違い

1件あたりの送信料金だけを見ると、メールのほうが圧倒的に安く見えます。しかし、実際に顧客にメッセージが届き、読まれ、行動につながるまでの「実効コスト」で比較すると、結果が異なります。

例えば、1,000件に配信した場合の概算シミュレーションを考えてみましょう。以下は一般的な傾向に基づく試算です

メール配信の場合(一般的な傾向に基づく試算):

  • 送信1,000件 × 開封率20%程度 = 開封約200件
  • 開封200件 × クリック率3%程度 = クリック約6件
  • 1件あたりコスト3円 × 1,000件 = 総コスト3,000円
  • クリック1件あたりの実効コスト = 約500円

SMS送信の場合(一般的な傾向に基づく試算):

  • 送信1,000件 × 到達率98%以上 × 高い開封率 = 多くが開封
  • SMSはメールよりも高い開封率・クリック率が見込める
  • 1件あたりコスト15円 × 1,000件 = 総コスト15,000円
  • 到達率・開封率の高さにより、クリック1件あたりの実効コストはメールより低くなる傾向

このように、送信料金だけを見るとメールのほうが安く見えますが、実際に顧客にメッセージが届き行動につながる確率を考慮すると、SMS送信のほうが費用対効果に優れるケースが多くあります。

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SMS送信への切り替えによるコスト削減事例

実際にSMS送信サービスを導入した企業では、どのようなコスト削減効果が得られているのでしょうか。KDDI Message Castの導入事例から、具体的な費用削減の成果を紹介します。

金融業界:株式会社ジャックス の郵送コスト削減

株式会社ジャックスでは、従来郵送で行っていた契約者への各種案内をSMS配信に切り替えることで、年間約2,650万円のコスト削減を実現しました。郵送からSMSへのシフトにより、印刷費・封入費・郵送費を大幅に圧縮しています。詳しい導入事例はこちらをご覧ください。
株式会社ジャックスの導入事例

自動車業界:ネッツトヨタ南九州株式会社の通信コスト削減

ネッツトヨタ南九州株式会社では、顧客への車検案内や点検リマインドをSMSに切り替えることで、月間の通信コストを約104万円から約5.4万円へ大幅に削減しました。さらに、電話やDMで行っていた連絡をSMSに集約することで、月間82時間かかっていた業務工数を約1.5時間にまで短縮しています。詳しい導入事例はこちらをご覧ください。
ネッツトヨタ南九州株式会社の導入事例

医療業界:延岡保養園の未収金回収コスト削減

医療法人隆誠会延岡保養園では、未収金の回収案内をSMS配信に切り替えたことで、郵送費を年間約80,640円から約19,200円へ削減しました。コストを約3/4削減しながら、入金率も80%から85%へ5ポイント向上しています。コスト削減と成果向上を同時に達成した好事例です。詳しい導入事例はこちらをご覧ください。
医療法人隆誠会延岡保養園の導入事例

コスト削減効果のまとめ

企業・団体業界主な施策削減効果
株式会社ジャックス金融郵送→SMS切替年間約2,650万円削減
ネッツトヨタ南九州
株式会社
自動車電話・DM→SMS集約(月間コスト)
約104万円→約5.4万円(工数)
82時間→1.5時間
医療法人隆誠会
延岡保養園
医療郵送→SMS切替コスト約3/4削減

入金率5pt向上

SMS送信の費用対効果を最大化する方法

SMS送信サービスを導入するだけでは、費用対効果を最大限に引き出すことはできません。以下のポイントを押さえることで、ROIをさらに高めることが可能です。

配信リストの精度を高める

無効な電話番号や解約済みの番号が多いリストに配信すると、到達しない分のコストが無駄になります。定期的にリストのクレンジングを行い、有効な番号のみに配信することで、コストの無駄を削減できます。

KDDI Message Castは到達課金(成功課金)制のため、届かなかった分は課金されませんが、配信リストの精度を高めることで、配信処理にかかるシステム負荷の軽減や配信速度の向上にもつながります。

配信タイミングを最適化する

SMSの開封率は、配信する曜日や時間帯によって変動します。一般的に、平日の午前10時から12時、または午後2時から4時の配信が開封率が高い傾向にあります。ターゲットの生活リズムに合わせて配信タイミングを調整することで、同じコストでより高い効果を得られます。

メッセージの内容を最適化する

SMSは最大660文字(KDDI Message Castの場合)まで送信できますが、短く簡潔なメッセージほど読了率が高くなります。伝えたいポイントを絞り、明確なCTA(行動喚起)を含めることで、レスポンス率を高められます。

URLを含める場合は、短縮URLを活用してメッセージの文字数を節約する方法も有効です。

用途に応じた使い分けを行う

すべての連絡をSMSに集約するのではなく、連絡の性質に応じて最適な手段を使い分けることが、全体のコスト効率を高めます。

  • SMSが適している用途: 支払い督促、予約リマインド、ワンタイムパスワード、配送通知、契約更新案内
  • メールが適している用途: メールマガジン、長文コンテンツ、添付ファイル付きの連絡
  • 電話が適している用途: 複雑な説明が必要な案件、クレーム対応、高額契約の確認

無料トライアルで効果を検証する

SMS送信サービスの費用対効果は、業界や用途によって異なります。導入前に無料トライアルを活用して、自社の配信リストで実際に配信テストを行い、到達率・開封率・レスポンス率を確認することを推奨します。

KDDI Message Castでは、最大2ヶ月間または3,000通まで無料でお試し利用が可能です。API連携と管理画面(入稿ポータル)の両方を試せるため、自社の運用に合った利用方法を事前に検証できます。

無料トライアルはこちら

SMS送信サービスの選定で費用を抑えるポイント

SMS送信サービスを選ぶ際は、単純な送信単価だけでなく、トータルの費用と費用対効果の観点から以下のポイントを確認しましょう。

接続方式と到達率

SMS送信サービスの接続方式には「国内直接接続」と「国際回線経由」の2種類があります。

  • 国内直接接続: 国内キャリアの回線に直接接続するため、到達率が高く安定しています。送信元番号が国内番号で表示されるため、受信者の信頼性も高い方式です。
  • 国際回線経由: 海外の回線を経由してSMSを送信する方式です。送信単価は比較的安いものの、キャリアのフィルタリングによりブロックされるリスクがあり、到達率が下がる傾向があります。

到達率が低いサービスを選ぶと、見かけ上の送信単価が安くても、実際に届くメッセージ1件あたりのコストは高くなります。到達率98%以上のサービスと到達率70%のサービスを比較すると、同じ件数を届けるために必要な送信数は約1.4倍になります。

料金体系の透明性

初期費用、月額固定費、送信単価に加え、以下の点も確認が必要です。

  • 最低利用期間の有無
  • 最低利用金額の設定
  • オプション機能の追加費用
  • API利用料の有無

KDDI Message Castは、初期費用0円・月額固定費0円で、最低利用期間の縛りもありません。送信した分だけの従量課金制のため、スモールスタートにも対応しやすい料金体系です。

セキュリティとサポート体制

法人利用では、顧客の個人情報(電話番号)を取り扱うため、セキュリティ体制の確認は必須です。また、配信トラブル時のサポート体制も重要な選定基準です。

KDDI Message Castは、KDDIグループが運営するサービスとして、24時間365日の監視運用体制を整えています。法人利用に必要なセキュリティ基準を満たしたサービス運用を行っています。

まとめ

SMS送信にかかる費用は、単純な送信料金だけでなく、到達率・開封率・レスポンス率を含めた「実効コスト」で評価することが重要です。

メールと比較すると1件あたりの送信料金は高くなりますが、到達率98%以上かつメールよりも高い開封率という到達性能により、実際に顧客に届いて行動を促すまでの実効コストではSMS送信が優位になるケースが多くあります。

株式会社ジャックスの年間約2,650万円削減、ネッツトヨタ南九州株式会社の月間コスト約104万円から約5.4万円への削減など、SMS送信への切り替えによる費用削減効果は多くの企業で実証されています。

SMS送信サービスの導入を検討する際は、まず無料トライアルで自社の配信リストを使った効果検証を行うことを推奨します。KDDI Message Castでは、最大2ヶ月間または3,000通まで無料でお試しいただけます。初期費用・月額固定費0円の従量課金制のため、導入リスクを最小限に抑えてスタートできます

詳しいサービス内容や料金については、以下から資料をダウンロードいただけます。

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この資料でわかること

  • SMSの利用実態と他コミュニケーションツールとの比較
  • ビジネスシーンにおけるSMSの代表的な利用用途
  • 「KDDI Message Cast」の導入事例

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