X(旧Twitter)を利用する際、ログインやアカウント設定で必要になる認証コード。「SMSで届くはずなのに、待っても届かない…」とお困りではありませんか?認証コードが受け取れないと、最悪の場合アカウントにログインできなくなる可能性もあり、早急な解決が必要です。

この記事では、XのSMS認証コードが届かない原因と、ご自身ですぐに試せる対処法を分かりやすく解説します。また、SMSを使わない安全な認証方法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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そもそもX(旧Twitter)の認証コードとは?

X(旧Twitter)の認証コードとは、ログイン時のセキュリティを強化する「2要素認証」などで必要になる、一度限りのパスワードです。普段使っているパスワードに加えてこの認証コードを入力することで、第三者による不正アクセスを効果的に防ぎます。

認証コードは、パスワードを複数回間違えてアカウントがロックされた際の解除手続きなどでも要求されます。

現在、Xで認証コードを受け取る方法は、主に以下の3種類です。

  1. SMS(ショートメッセージ)
  2. 認証アプリ
  3. セキュリティキー

このうちSMSで受信する方法が広く知られていますが、後述する通り、現在その仕様は変更されています。認証コードが正しく届かないとログインできなくなるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

X(旧Twitter)のSMSを利用した2要素認証の現状

「以前は使えたのに、SMS認証が設定できない」という方もいるかもしれません。実は、2023年3月20日をもって、XのSMSを利用した2要素認証は、有料サブスクリプション「Xプレミアム」加入者限定の機能となりました。

X社はこの変更について、電話番号を悪用した不正行為が横行していたことを理由に挙げています。

認証方式利用対象セキュリティ強度特徴
SMS認証Xプレミアム(有料)低い利便性は高いが、SIMスワッピング攻撃などに弱い傾向。
認証アプリ全ユーザー(無料)高いオフラインでコードを生成するため安全。スマホ紛失時の注意が必要。
セキュリティキー全ユーザー(無料)非常に高い物理キーや生体認証。フィッシング詐欺に最も強い。

この通り、無料ユーザーの場合は、SMSの代わりに「認証アプリ」または「セキュリティキー」を利用して2要素認証を設定する必要があります。

X(旧Twitter)の2要素認証はどうやって設定する?

ここでは、無料ユーザーが利用できる「認証アプリ」を使った2要素認証の設定方法を、機種別にご紹介します。設定はiPhone、AndroidともにXの公式アプリから行います。

iPhoneの場合

  1. Xアプリを開き、画面左上のプロフィールアイコンをタップし、メニューから [設定とプライバシー] を選択します。
  2. [セキュリティとアカウントアクセス] > [セキュリティ] の順に進みます。
  3. [2要素認証] をタップします。
  4. 利用可能な認証方法が表示されるので、[認証アプリ] のスイッチをオンにします。
  5. パスワードの入力を求められたら、入力して [確認] をタップします。
  6. 「始める」画面の指示に従い、[リンクする] をタップすると、インストール済みの認証アプリ(例: Google Authenticator)が自動で起動します。
  7. 認証アプリ側でXアカウントが追加されたことを確認し、表示されている6桁のコードをXアプリの入力画面に入力します。
  8. 最後に、バックアップコードが一度だけ表示されます。 スマートフォンを紛失した際の唯一の復旧手段となるため、必ずスクリーンショットやメモを取り、安全な場所に保管してください。

Androidの場合

  1. Xアプリを開き、左上のプロフィールアイコンから [設定とプライバシー] をタップします。
  2. [セキュリティとアカウントアクセス] を選択し、次に [セキュリティ] をタップします。
  3. [2要素認証] の項目を開きます。
  4. [認証アプリ] のチェックボックスをオンにします。
  5. Xのパスワードを入力して本人確認を行います。
  6. 画面にQRコードが表示されます。お使いの認証アプリ(例: Google Authenticator)を開き、「アカウントの追加」機能でこのQRコードをスキャンしてください。
  7. 認証アプリに6桁のコードが生成されたら、Xアプリに戻ってそのコードを入力し、[確認] をタップします。
  8. 設定完了時に表示される バックアップコード は、アカウント復旧の命綱です。必ずコピーやスクリーンショットを撮り、PCや印刷した紙など、スマートフォンとは別の安全な場所に保管しましょう。

X(旧Twitter)の認証コードがSMSで届かない場合の原因とは?

Xプレミアムに加入していてSMS認証を設定しているにもかかわらず、認証コードが届かない場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 電話番号を誤って入力した
    アカウントに登録している電話番号が古い、あるいは入力ミスがあるケースです。特に最初の「0」を抜いて登録している場合などに届かないことがあります。
  • キャリアでエラーが発生している
    ご契約中の携帯キャリアで通信障害が発生していると、SMSを送受信できません。キャリアの公式サイトで障害情報を確認してみてください。
  • SMSの受信拒否が設定されている
    迷惑SMS対策として、「海外からのSMSを拒否」や「非通知SMSを拒否」といった設定をしていると、Xからの国際SMSがブロックされることがあります。これがビジネスシーンであれば、お客様に迷惑SMSと誤認させない工夫(送信元番号の統一など)が求められます。
  • X(旧Twitter)で問題が発生している
    Xのプラットフォーム側でシステム障害や大規模な仕様変更が行われている際に、SMS送信機能が一時的に不安定になることがあります。このように、大規模サービスでもSMS送信は不安定になる可能性があり、顧客への重要通知が届かない事態はビジネスでは致命的です。
  • 国際SMSとナンバーポータビリティーの相性の問題が起きている
    XからのSMSは国際回線網を経由することが多く、これが遅延や不達の一因となります。特に携帯キャリアを乗り換えた(MNP)直後に、国際SMSが受信しにくくなるケースが報告されています。
  • 電波状況が悪い
    SMSはキャリアの電話回線網を利用するため、Wi-Fi環境が良好でも、携帯電話の電波が圏外や不安定な場所では受信できません。

X(旧Twitter)の認証コードがSMSで届かない場合の対処法とは?

認証コードが届かずお困りの際は、以下の対処法を試してみてください。

  • 携帯電話番号やスマートフォンの状態を確認する
    まずは、Xに登録している電話番号が正しいか確認しましょう。また、スマートフォンの電源を一度オフにし、再起動するだけで問題が解決することもよくあります。電波の良い場所に移動するのも有効です。
  • 受信拒否設定をチェックして解除する
    お使いのスマートフォンの設定アプリから、SMSの受信拒否設定を見直してください。一時的にすべてのSMSを受信する設定にしてから、再度Xでコードの送信を試してみましょう。無事に届いたら、Xの送信元番号を許可リストに登録しておくと安心です。
  • とりあえず待ってみる
    X側のシステム遅延や通信の混雑が原因の場合、数分待つだけでSMSが届くことがあります。何度も連続でリクエストを送らず、5分ほど時間をおいてみましょう。
  • X(旧Twitter)のヘルプセンターに相談してみる
    どの方法を試しても解決しない場合は、Xのヘルプセンターへの問い合わせが必要です。ただし、サポートからの返信には時間がかかることが多く、すぐに解決しない可能性も考慮しておきましょう。 問い合わせの際は、認証コードが届かない状況を具体的に記載してください。

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SMSを使用せずにX(旧Twitter)の認証コードを受け取るには?

SMS認証がうまくいかない、あるいは無料ユーザーで利用できない場合でも、他の方法で認証コードを受け取ることが可能です。

  • バックアップコードを使う
    2要素認証を設定した際に一度だけ発行される「バックアップコード」を保管していれば、それを使ってログインできます。 認証コード入力画面で「別の認証方法を選択」といったリンクから、バックアップコードでのログインが可能です。ただし、各コードは一度しか使えないので注意してください。
  • 認証アプリを活用する
    前述の通り、Google Authenticatorなどの認証アプリを設定しておけば、SMSが使えなくてもアプリ上で認証コードを生成できます。 これはオフラインでも機能するため、最も安定したおすすめの方法です。まだ設定していない方は、この機会に切り替えを検討しましょう。

X(旧Twitter)のSMS認証に関するよくある質問

2要素認証しないとどうなる?

2要素認証を設定していないと、万が一パスワードが流出した際に、第三者に簡単になりすましログインされる危険性が高まります。アカウントが乗っ取られ、フォローしている友人や知人にまで被害が及ぶ可能性もあるため、必ず設定しておくべきです。

認証アプリの選び方は?

Xの公式ヘルプセンターでは、「Google Authenticator」「Microsoft Authenticator」「Authy」などが推奨されています。いずれも無料で利用でき、高いセキュリティと信頼性で広く使われています。特にこだわりがなければ、GoogleやMicrosoftが提供するアプリを選ぶと良いでしょう。

【法人担当者様へ】SMS通知の「届かない」を防ぐには

個人のX利用で起こる「SMSが届かない」というトラブルは、そのまま法人と顧客とのコミュニケーションにおけるリスクを示唆しています。

顧客への本人認証、予約リマインド、重要なお知らせなどで「SMSが届かない」事態は、ビジネスの機会損失や顧客満足度の低下に直結します。こうした法人ならではの課題を解決するのが、ビジネス利用に特化して設計された法人向けSMS送信サービスです。

法人向けSMS送信サービスなら「KDDI Message Cast」

KDDI Message Cast」は、法人のお客様が抱えるSMS配信の課題を解決し、顧客との円滑なコミュニケーションを実現します。

  • 国内キャリア直結で高い到達率
    Xのような海外経由のSMSとは異なり、国内4キャリアと直接接続。これにより、98%という圧倒的な到達率を誇り、お客様へのメッセージを確実に届けます。
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    70文字の制限なく、伝えたい情報を一度でしっかり送信可能。宛名差し込みやURL短縮、クリックカウントといったビジネスに必要な機能も標準搭載しています。
  • 安心の運用体制と納得のコスト
    初期費用・月額費用は0円から。配信した分だけの従量課金制で、無駄なコストがかかりません。さらに、万が一届かなかったSMSは請求対象外となるため、安心してご利用いただけます。
  • 誤配信防止でセキュリティも万全
    オプションで、電話番号の持ち主が変わっていないか判定する「誤配信防止機能」も提供。個人情報の取り扱いに細心の注意を払う必要がある法人様にも最適です。

まとめ

X(旧Twitter)の認証コードがSMSで届かない原因は、端末の設定からX側のシステム問題まで様々です。現在、SMS認証はXプレミアム限定機能となっており、多くのユーザーは認証アプリへの移行が推奨されます。セキュリティ強化のためにも、この機会に設定を見直しましょう。

一方で、法人のお客様が顧客へ確実に情報を届ける手段として、SMSの有効性は揺るぎません。「KDDI Message Cast」は、国内キャリア直結の安定した配信基盤で、ビジネスにおけるSMS活用の課題を解決します。

現在、無料トライアルを実施中です。ぜひこの機会に、その高い到達率と使いやすさをご体感ください。

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この資料でわかること

  • SMSの利用実態と他コミュニケーションツールとの比較
  • ビジネスシーンにおけるSMSの代表的な利用用途
  • 「KDDI Message Cast」の導入事例