ECサイトの「カゴ落ち率」をSMSで劇的に改善!明日から使えるリマインド施策マニュアル

その「カゴ落ち」、諦めていませんか?
ECサイトを運営する上で、避けては通れない課題、それが「カゴ落ち(カート放棄)」です。調査によっては、ECサイトの平均カゴ落ち率は約70%にも上ると言われています。これは、カートに商品を入れた10人のお客様のうち、実に7人が購入を完了せずにサイトを離れている計算になります。
「送料が思ったより高かった」「会員登録が面倒だった」など、カゴ落ちの理由は様々ですが、中には「後で買おうと思っていたら忘れてしまった」というお客様も少なくありません。この“うっかり忘れ”による機会損失、対策を諦めていませんか?
この記事では、そんなカゴ落ちによる売上の機会損失を、誰でも簡単に、そして劇的に改善できる施策として「SMS(ショートメッセージサービス)」を活用したリマインド方法を、具体的な文例や手順を交えてマニュアル形式で解説します。
目次
カゴ落ち対策の決定版!なぜリマインドにSMSが有効なのか?
カゴ落ち対策としてメールを送っている事業者様も多いですが、なかなか効果が出ていないのが実情ではないでしょうか。その理由は、メールの「開封率の低さ」にあります。
メールとの比較:そもそも、見てもらえなければ意味がない
プロモーションメールなどが溢れる受信ボックスでは、カゴ落ちメールは埋もれてしまいがちです。メールの平均開封率が10%程度であるのに対し、SMSの開封率は80%以上。SMSはスマートフォンの画面に直接通知されるため、お客様の目に触れる可能性が圧倒的に高いのです。
アプリプッシュ通知との比較:アプリ不要の手軽さ
アプリのプッシュ通知も有効ですが、そのためにはまずお客様にアプリをインストールしてもらう必要があります。SMSは携帯電話に標準搭載された機能なので、お客様に特別な手間をかけることなく、すべての人にアプローチできます。
【コピペOK】クリック率を高めるSMSリマインド文例集
効果的なSMSを送るには、短く簡潔な文章で、お客様の行動を促すことが重要です。ここでは、すぐに使える3つのパターンの文例をご紹介します。
パターンA:シンプルリマインド型
お客様に「買い忘れ」をそっとお知らせする、最もシンプルな文例です。
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パターンB:クーポン提示によるインセンティブ型
購入を迷っているお客様の背中を、お得なクーポンで後押しします。
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パターンC:「在庫残りわずか」など緊急性を訴求する型
「今買わないと損をするかもしれない」という心理に働きかけ、即時の購入を促します。
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実践!KDDI Message Castでカゴ落ちSMSを送る3ステップ
これらの施策を実践するには、法人向けのSMS送信サービスを利用するのが一般的です。中でも、KDDIグループが提供する「KDDI Message Cast」は、EC事業者様にとって多くのメリットがあります。
「KDDI Message Cast」は、企業がお客様の携帯電話番号宛に、SMSやRCSを一斉・個別に送信できる法人向けサービスです。国内大手キャリアであるKDDIの通信網を活かした高い到達率と、専門知識がなくても直感的に操作できる管理画面が大きな特徴です。初期費用・月額費用0円の料金体系で、送った分だけの従量課金制なので、スモールスタートしやすい点も魅力です。
この「KDDI Message Cast」を使えば、カゴ落ちSMSの送信はわずか3ステップで完了します。
- Step1:配信リストの準備
お使いのECカートシステムやMAツールから、カゴ落ちしたお客様の電話番号リストをCSV形式で出力します。 - Step2:管理画面でのメッセージ作成
直感的に操作できる管理画面で、先ほどの文例を参考にメッセージを作成します。KDDI Message Castには、長いURLを自動で短くしてくれる「URL短縮機能」があり、文字数を節約しながら見た目もすっきりさせることができます。 - Step3:配信と効果測定
配信リストをアップロードし、送信予約をすれば完了です。送信後は、管理画面からURLが何回クリックされたかを測定できます。文面を変えたA/Bテストを行い、効果を比較・改善していくことで、さらにカゴ落ち率を下げることが可能です。
【応用編】RCSでさらに効果を高めるテクニック
SMSの進化版であるRCSを使えば、さらに強力なリマインドが可能です。例えば、お客様がカートに入れている商品の画像を直接メッセージで送信することができます。
テキストだけの場合よりも、お客様は商品を具体的に思い出し、購買意欲が再燃しやすくなります。なお、KDDI Message CastはRCS配信にも対応しています。
まとめ
これまで有効な対策が難しかった「カゴ落ち」も、SMSというツールを使えば、お客様の「買い忘れ」を「購入」に変えることができます。たった一通のメッセージが、これまで取りこぼしていた売上を掘り起こすかもしれません。本記事を参考に、ぜひSMSによるカゴ落ち対策の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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