iPhoneユーザー必見!RCS完全ガイド:次世代メッセージングの可能性と活用法

2023年11月、AppleがiPhoneのRCS(Rich Communication Services)対応を発表し、モバイルメッセージングの世界に大きな地殻変動が起きました。そして2024年のiOS 18リリースにより、それは現実のものとなりました。
この変化は、単にiPhoneとAndroidユーザー間の写真や動画のやり取りがスムーズになって“友人とのチャットが快適になる”というだけではありません。個人利用のレベルに留まらず、企業が顧客とコミュニケーションをとる方法、すなわちBtoCマーケティングの常識を根底から覆す、巨大な可能性を秘めています。
この記事では、RCSが私たちのコミュニケーション、そしてビジネスをどう変えていくのか、その基本から最新の活用法までを、ビジネス的視点も交えて分かりやすく解説します。
目次
RCSとは?基本から知る次世代のメッセージング
まず、RCSとは何か、その基本からおさらいしましょう。
RCS(Rich Communication Services)とは?
RCSは、SMS(ショートメッセージサービス)やMMS(マルチメディアメッセージングサービス)に代わる、次世代のメッセージング規格です。GSMA(GSM協会)によって標準化されており、一言で言えば「SMSの進化版」です。 これまでのSMSがテキスト中心のシンプルな機能しか持たなかったのに対し、RCSは現代のチャットアプリのようにリッチでインタラクティブな機能を提供します。
SMS/MMSとの違い:なぜ今RCSなのか?
RCSとSMS/MMSの最も大きな違いは、その表現力と機能性にあります。

| 比較項目 | SMS/MMS | RCS |
|---|---|---|
| テキスト | 全角最大70文字(長文は分割送信) | 全角最大2,730文字 |
| メディア送受信 | 低解像度の画像のみ(MMS) | 高解像度の写真・動画、ファイル共有 |
| インタラクション | 不可 | 既読通知、入力中インジケーター |
| 双方向性 | 一方的な送信のみ | ボタン形式の返信、双方向対話 |
| 送信元表示 | 電話番号 | 企業のロゴや認証マークを表示可能 |
AppleがこのRCSを採用したことで、これまで機能が制限されていたiPhoneとAndroid間のメッセージングが劇的にリッチになり、RCSは名実ともに「SMSの真の後継者」としての地位を確立しました。
RCSのセキュリティとプライバシー
RCSのセキュリティを考える上で重要なのは、「個人間(P2P)」と「ビジネス利用(B2C)」で仕組みが異なる点です。
- 個人間の通信(P2P):
GoogleとAppleは、個人間のRCSチャットにエンドツーエンド暗号化(E2EE)を導入することに合意しています。しかし、2025年11月現在、iPhoneとAndroid間の通信におけるE2EEはまだ実装されていません。通信経路自体は暗号化されていますが、iMessageなどが提供するE2EEとはプライバシーレベルに差があるのが現状です。 - ビジネス利用(RCS Business Messaging, RBM):
企業から顧客へのメッセージ(RBM)は、エンドツーエンド暗号化の対象外です。これは、企業側がコンプライアンスやAI連携のためにメッセージ内容を管理する必要があるためです。RBMにおけるセキュリティの強みは、通信内容の「機密性」ではなく、KDDIのような通信キャリアによる厳格な審査を経た「送信元の認証」にあります。ユーザーは認証マークの付いたメッセージを安心して開封でき、企業はフィッシング詐欺などのリスクを低減できます。
iPhoneとRCSの現在地
長年、独自のiMessageを推進してきたAppleの戦略転換は、市場に大きなインパクトを与えました。
iPhoneはRCSに対応している?現状と今後
結論から言うと、対応しています。2024年9月にリリースされたiOS 18から、iPhoneの標準「メッセージ」アプリがRCSに対応しました。これにより、iPhoneユーザーがAndroidユーザーとメッセージをやり取りする際に、自動的にRCSが利用され、高画質なメディアの共有や既読通知といった機能が使えるようになりました。
iPhoneユーザーがRCSを使うには?
au(KDDI)のiPhoneユーザーの場合、RCSの利用は2025年10月16日から申し込み不要(自動有効化)となっています。当初は任意での申し込みが必要な「オプトイン」形式でしたが、この日を境に、特別な設定をしなくても自動的にRCSが有効になる「オプトアウト」形式へと移行しました。
これにより、企業は「auのiPhoneユーザーのほぼ全員にRCSでアプローチできる」という前提に立つことが可能になり、法人向けRCS(RBM)市場が本格的に立ち上がっていく土台が整ったといえます。

RCSがiMessageに与える影響
- iMessageの独自性はどうなるのか?
iMessageはなくなりません。iPhoneユーザー同士の通信は、引き続き青い吹き出しのiMessageが使われます。RCSは、あくまでiPhoneとAndroid間(緑の吹き出し)の通信をリッチにするための規格として機能します。 - メッセージの「緑の吹き出し」問題の解消
Androidユーザーとのやり取りで機能が著しく劣る、いわゆる「緑の吹き出し」問題は、このRCS対応によって実質的に解消されました。写真がぼやけたり、動画が送れなかったりといった長年の不満がなくなり、OSの壁を越えたシームレスなコミュニケーションが標準のメッセージアプリで実現したのです。
日本におけるRCS事情:「+メッセージ」とは?
日本のRCS市場は、グローバル標準のRCSと、日本独自の「+メッセージ」が共存する特殊な環境にあります。この違いを理解することが、国内でのRCS戦略のカギとなります。
日本のRCS「+メッセージ」とは何か?
「+メッセージ」は、au、NTTドコモ、ソフトバンクの主要3キャリアが共同で開発した、RCS規格をベースにしたメッセージングアプリです。iPhoneの標準アプリに統合される「RCS」とは異なり、App Storeなどから個別にダウンロードして利用する独立したアプリケーションという位置づけです。
+メッセージとRCS(Google/iOSメッセージ)の違い
日本のRCSを理解する上で重要なのは、「+メッセージ」と「RCS」という2つのチャネルが存在することです。これらは対立するものではなく、それぞれ異なる役割を持っています。
- 「+メッセージ」= 機能豊富な “専用アプリ”
「+メッセージ」は、3キャリアが共同開発した多機能メッセージングアプリです。キャリア認証済みの「公式アカウント」機能は企業とユーザー双方に高い安心感を提供しますし、豊富なスタンプ機能はコミュニケーションをより楽しくします。便利な機能がひとつの場所にまとまっている、クローズドでリッチなプラットフォームといえるでしょう。 - RCS = 誰もが使える “OS標準機能”
一方、「RCS」は、iPhoneの「メッセージ」アプリに標準で組み込まれている通信規格(プロトコル)です。最大の特長は、ユーザーが何もダウンロードする必要がない点で、これはビジネス利用において決定的な違いを生みます。企業は、+メッセージアプリをインストールしているか否かに関わらず、ほぼ全てのiPhoneユーザーの受信箱にリッチなメッセージを直接届けることが可能になるのです。
両者の違いを整理すると、以下のようになります。
| 比較項目 | ① RCS (iOS標準メッセージ) | ② +メッセージ (専用アプリ) |
|---|---|---|
| 位置づけ | OS標準の通信機能(誰でも利用可能) | 多機能メッセージングアプリ(利用は任意) |
| ビジネス | 圧倒的なリーチ力:アプリのDL不要で、ほぼ全てのスマホユーザーにアプローチ可能。 | 高い信頼性:キャリア認証の「公式アカウント」でユーザーに安心感を提供。 |
| 主な役割 | OSの壁を越えた相互接続性の実現 | スタンプやポイント連携など独自エコシステムの提供 |
日本のキャリア各社の対応状況
日本のRCSを語る上で欠かせないのが、au、NTTドコモ、ソフトバンクの主要3キャリアの動向です。3社は共同で「+メッセージ」アプリを提供していますが、OS標準のRCS、特にiPhoneへの対応については、2025年11月現在、各社でスタンスが異なります。
- KDDI (au)
RCSの普及を最も積極的に推進しているのがKDDI (au) です。前述の通り、2025年4月にはいち早くiPhoneのRCS対応を開始し、同年10月には特別な申し込みが不要な「自動有効化」へと移行しました。 これは、個人ユーザーの利便性向上だけでなく、法人向けのRCSビジネスメッセージング(RBM)市場を本格的に立ち上げるための戦略的な動きです。 - NTTドコモ、ソフトバンク
NTTドコモとソフトバンクのユーザーも、「+メッセージ」アプリをダウンロードすることでRCSの機能を利用できます。しかし、iPhoneの標準メッセージアプリに統合されるRCSの提供については、2025年11月13日現在、両社から具体的なサービス開始時期などは公式に発表されていません。 このため、現時点ではiPhoneユーザーへのRCS/RBMの展開においては、KDDIが先行している状況といえます。
ビジネス活用の最前線:なぜ今、企業はRCSに注目すべきなのか
AppleのRCS採用は、法人向けメッセージング(RCS Business Messaging, RBM)の世界に革命をもたらしました。
多くの企業が抱える以下のようなコミュニケーション課題を、RCSは解決するポテンシャルを秘めています。
- 「重要な案内が迷惑メールに埋もれてしまう」
- 「SMSでは文字しか送れず、商品の魅力が伝わらない」
- 「開封されたか分からず、効果測定ができない」
企業におけるRCS導入の3大メリット
RCSを導入することで、企業は従来のSMSやメールマーケティングが越えられなかった壁を突破できます。
- 顧客エンゲージメントの向上
SMSでは不可能だった、高解像度の画像や動画、複数の選択肢を横に並べたカルーセル形式のメッセージが送信可能です。これにより、テキストだけでは伝えきれなかった商品やサービスの魅力を直感的に訴求できます。 - マーケティング効果の最大化
ボタン形式で「詳しくはこちら」「予約する」といったアクションを促すことができ、ユーザーはタップするだけで簡単に応答できます。これにより、メッセージ画面内でコンバージョンが完結し、離脱率を大幅に改善します。ある調査では、RCSはSMSと比較してクリック率が1.5〜2倍に向上したというデータもあります。 - 問い合わせ対応の効率化と信頼性
「はい」「いいえ」で答えられる簡単な質問をボタンで提示するなど、双方向のコミュニケーションが可能です。また、キャリア認証済みの公式アカウントとして表示されるため、ユーザーに安心感を与え、開封率の向上にも繋がります。
KDDI Message Castが実現する、RCS活用の最適解
KDDIが法人向けに提供する「KDDI Message Cast」は、RCSのビジネス活用を強力に推進するソリューションです。2025年5月には、いち早くiPhoneの標準メッセージアプリへのRCS配信に対応しました。
これにより、企業は+メッセージアプリのインストール有無を問わずにauの全iPhoneユーザーの受信箱へ直接リッチなメッセージを届けられるようになっただけでなく、KDDI Message Castならではの強みがビジネスの可能性をさらに広げます。
1. SMS×RCSハイブリッド戦略(フォールバック機能)
業界トップクラスの通知物を扱うTOPPANエッジ株式会社も採用している、この“自動振り分け”機能が最大の強みです。
送信先がRCSに対応しているかを自動で判別し、以下のように配信方法を振り分けます。
- RCS対応 → リッチなRCSメッセージを配信
- 非対応 → 確実に届くSMSを配信
企業側は複雑なチャネル管理を意識することなく、一つのリストから、すべての顧客に最適な形式でメッセージを届けられます。
TOPPANエッジ様の実証実験では、このハイブリッド戦略により開封率88%、クリック率30%という驚異的な成果を実現しています。
2. 直感的な操作画面
専門知識は不要です。Webの管理画面からプレビューを確認しながら、誰でも簡単にリッチなRCSメッセージを作成・配信できます。
3. 高い信頼性と到達率
通信キャリアであるKDDIが提供する直収接続の配信網により、98%以上の高い到達率とセキュリティを両立。フィッシング対策にもなる「認証済みマーク」で、顧客に安心感を与えます。
実績:市場シェアNo.1の信頼
KDDI Message Castは、BOXILの独自調査(2024年)において、SMS配信サービス市場でシェア16.59%を獲得し、国内最大シェアを誇ります。 また、ASPICクラウドアワードを2年連続で受賞し、AppExchangeでは平均評価4.75を獲得するなど、第三者評価でも高い評価を受けています。
業界別RCS活用事例:実際の成果から学ぶ
RCSの導入効果は、業界や用途によって様々です。ここでは、実際の企業がどのようにRCSを活用し、どんな成果を上げているのかを見ていきましょう。
【注目事例】業界トップクラスの実績:SMS×RCSハイブリッド戦略
通知物のリーディングカンパニーであるTOPPANエッジ株式会社は、自社のメッセージ配信サービス「EngagePlus®(エンゲージプラス)」において、KDDI Message Castを活用したSMS×RCSハイブリッド配信を実現しています。
課題
- 郵便料金の値上げや紙代の高騰によるコスト増加
- SMSだけでは伝えきれない情報量の制限
- RCS対応端末がまだ限定的という現実
ハイブリッド戦略の仕組み
顧客のスマートフォンがRCSを受信できる環境にあるかを自動で判別し、以下のように最適な形式で送信。
- RCS対応端末 → 画像や動画を含む表現力豊かなRCSを配信
- 非対応端末 → 従来通りのSMSを配信
これにより、企業は対応端末の有無を気にすることなく、すべての顧客に確実にメッセージを届けながら、可能な限りリッチなコミュニケーションを実現できます。
成果
自治体での実証実験では、驚異的な結果を達成しています。
- 開封率:88%
- クリック率:30%
TOPPANエッジ様(菊地 淳史氏)のコメント:
「EngagePlus®は、SMS×RCSのハイブリッド配信を実現する携帯電話番号活用型のメッセージサービスです。一つのリストから自動で最適な形式で送り分けられる点が最大の特長です。これにより、企業様は対応端末の有無を気にすることなく、すべての顧客に確実にメッセージを届けながら、可能な限りリッチなコミュニケーションを実現するという理想的な戦略が可能になります。」
不動産業界:紙DMからRCSへの転換による成果
不動産業界では、夏季のエアコン故障・クリーニングの案内を従来の紙のダイレクトメール(DM)からRCSに切り替えることで、大きな成果を上げています。
課題:
- 紙のDMは印刷・郵送コストが高い
- 配送に時間がかかり、タイムリーな案内ができない
- 開封率や反応率の測定が困難
- エアコンの写真や清掃前後の比較を見せられない
RCSでの解決策:
- 高画質な写真:エアコン清掃前後の比較写真を掲載
- ボタン形式の申込:「今すぐ申し込む」ボタンでワンタップ予約
- タイムリーな配信:暑さが本格化する直前に即座に配信
- 効果測定:開封率・クリック率をリアルタイムで把握
成果:
- 申込率が2.3倍に向上※
この事例が示すように、RCSは以下のような季節性のあるサービスで特に高い効果を発揮します。
- エアコン・暖房機器の保守案内
- 物件の内見予約案内(写真と地図を同時送信)
- 更新案内・契約更新のリマインド
参考:不動産会社さまの導入事例
RCS活用の次の一手:AI連携で顧客対応を自動化・高度化する
RCSの双方向性は、「AIとの連携」によってその真価を発揮します。多くの企業では、「対応が特定の担当者に依存し品質にばらつきがある」「電話をかけても繋がらず営業機会を失う」といった課題を抱えています。こうした人手と時間に依存した業務を、AIとRCS/SMSの連携で解決できます。
それを実現するのが、Salesforceと連携する「KDDI Message Cast for Salesforce AI 拡張オプション」です。このソリューションは、AIの力でRCS/SMSの活用を次のステージへと引き上げます。
1. AIが最適なメッセージを一人ひとり作成(パーソナライズ)
Salesforce上にある顧客の属性や過去の行動履歴をAIが解析し、「このお客様にはこの内容が響くはず」というメッセージを自動で生成します。これにより、画一的な一斉送信ではなく、顧客一人ひとりに寄り添ったアプローチが可能になり、開封率や反応率の向上が期待できます。
2. 問い合わせ対応や架電業務を自動化
AI連携は、インバウンド・アウトバウンド両方の業務を効率化します。
- 問い合わせ対応(インバウンド): お客様との通話内容をAIが要約し、通話終了後に自動でRCS/SMSを送信。「先ほどお話しした内容の要約です」と備忘録を送ることで、お客様は内容を思い出すために再度電話をかける必要がなくなり、再問い合わせの削減と顧客満足度の向上に繋がります。
- 営業活動(アウトバウンド): 営業リストの全員に電話をかけるのではなく、まずAIがパーソナライズしたメッセージをRCS/SMSで一斉送信。その返信内容に応じて、「今すぐ電話すべきお客様」「後で対応すべきお客様」をAIが判断します。これにより、最も可能性の高いお客様だけにリソースを集中でき、架電業務の大幅な効率化が実現します。
このように、RCSとAIの連携は、単なる業務効率化に留まりません。蓄積された対話データをAIが学習することで、応対品質そのものを継続的に改善し、属人化しない安定した顧客対応体制を構築する、戦略的な一手となるのです。
RCS導入のよくある懸念とその解決策
RCSの導入を検討する際、多くの企業が抱く懸念があります。ここでは、代表的な3つの懸念とその解決策をご紹介します。
懸念1:「既存のSMS配信システムと並行運用できるか?」
解決策
KDDI Message Castは、RCS/SMS/+メッセージを統合管理できるプラットフォームです。フォールバック機能により、送信先の対応状況に応じて自動的に最適なチャネルを選択します。
既存のSMS配信を停止することなく、段階的にRCSを導入できるため、リスクを最小限に抑えながら移行が可能です。
懸念2:「導入コストが高いのでは?」
解決策
KDDI Message Castは
- 初期費用0円
- 月額費用0円(完全従量課金制)
- 無料トライアル:最大2ヶ月、3,000通まで
「まず小規模に試して、効果を確認してから本格導入」というステップが踏めるため、低リスクで始められます。
懸念3:「技術的なハードルが高そう」
解決策
KDDI Message Castでは、3つの利用方法を提供しています。
- 管理画面(入稿ポータル): 専門知識不要、直感的な操作で簡単に配信
- API連携: 既存システムとの統合(開発サポート充実)
- Salesforce連携: AppExchangeから無料インストール、設定も簡単
さらに、専任カスタマーサクセス担当による伴走支援があるため、技術的な不安を感じる必要はありません。
まとめ:RCSが変える、次世代の顧客コミュニケーション
AppleのRCS採用は、単なる技術的なアップデートではありません。私たちのスマートフォンの標準「メッセージ」アプリで行われる、あらゆるコミュニケーションの質を向上させ、企業と顧客のコミュニケーションをより豊かでインタラクティブなものへと進化させる大きな転換点です。
個人ユーザーにとってのRCS
これからは友人とのやり取りだけでなく、企業から届く予約のリマインダーや配送通知、キャンペーンのお知らせなども、よりリッチで分かりやすくなります。画像付きで商品の魅力が伝わり、ボタン一つで次のアクションが取れる。そんな便利な体験が、特別なアプリも不要な「標準機能」として当たり前になっていきます。
企業にとってのRCS
そして、これは企業にとって、お客様との関係を劇的に改善する絶好の機会を意味します。メールでは「届かず」、従来のSMSでは「伝えきれなかった」想いや情報を、RCSは確実かつ豊かに届けることができます。実際に、TOPPANエッジ様の事例では、SMS×RCSのハイブリッド戦略により開封率88%、クリック率30%という具体的な成果が証明されています。
特にauのiPhoneユーザーにRCSが標準化された今、この流れはもはや「未来の話」ではなく、「今すぐ取り組むべき現実」です。
この大きな変化の波を捉え、競合に先んじるための最適なツールが「KDDI Message Cast」です。
- 確実な到達力と豊かな表現力の両立: SMSの「届く力」とHTMLメールの「伝える力」を併せ持つRCSを、誰にでも確実に届けられます。
- シンプルな運用: RCSとSMSの複雑なチャネルの違いを意識することなく、一つのプラットフォームからシームレスに配信可能です。
- 未来への拡張性: Salesforce連携やAI活用など、単なるメッセージ配信に留まらない、未来の顧客エンゲージメントの形を見据えています。
お客様とのコミュニケーションを次のステージへと引き上げ、エンゲージメントと成果を最大化するために、まずはお気軽に資料請求、またはお問い合わせください。貴社の課題に合わせた最適な活用方法をご提案いたします。
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