【2026年最新】RCSとは?SMSとの違いからビジネス活用方法・導入事例まで徹底解説

「SMSより表現力豊かなメッセージを顧客に届けたい」「開封率・クリック率を改善したい」とお考えの企業担当者の方へ。本記事では、次世代メッセージング規格「RCS(Rich Communication Services)」について、基礎知識からビジネス活用方法、具体的な導入事例まで徹底解説します。
RCSを活用することで、不動産業界では申込受付率が2.3倍に向上、金融業界ではローン承認率が20%改善するなど、具体的な成果が出ています。SMSの進化版として注目されるRCSの可能性と、貴社のビジネスでの活用方法を詳しく見ていきましょう。
目次
RCSとは?次世代メッセージング規格の基本
RCS(Rich Communication Services)は、携帯電話番号を宛先として、テキストだけでなく画像・動画・ボタンなどのリッチコンテンツを送受信できる次世代メッセージング規格です。
SMSやMMS(キャリアメール)と同様に世界共通の標準規格として定められており、「SMSの進化版」として位置づけられています。2007年に考案されて以降、技術開発が進められ、2016年にGoogleがAndroid OSで標準サポートを開始。さらに2024年9月にはAppleがiOS 18でRCSに対応したことで、iPhoneでも標準メッセージアプリでの利用が始まりました。
日本国内では、国内3キャリアが提供する「+メッセージ」がRCS規格に基づいたサービスとして展開されているほか、auでは2025年10月16日よりau・UQ mobileユーザーへのRCS提供が申し込み不要となり、povo2.0でも2025年12月16日より利用可能になるなど、利用環境が急速に拡大しています。
SMS・MMS・RCSの違いを徹底比較
ビジネスでメッセージングを活用する際、SMS・MMS・RCSの違いを理解しておくことが重要です。以下の比較表で、それぞれの特徴を確認しましょう。
| 項目 | SMS | MMS | RCS |
|---|---|---|---|
| 宛先 | 電話番号 | メールアドレス | 電話番号 |
| 文字数 | 全角70文字(長文SMS対応で660文字) | 制限なし | 制限なし |
| 画像・動画 | 不可 | 可能 | 可能 |
| ボタン・リンク | 不可 | 不可 | 可能 |
| グループチャット | 不可 | 一部対応 | 可能(最大100人) |
| 既読確認 | 不可 | 不可 | 可能 |
| 企業認証マーク | 不可 | 不可 | 可能 |
| 対応端末 | ほぼ全機種 | キャリア限定 | iPhone・Android |
| 到達率 | 98%以上 | 中程度 | 高い |
SMSの特徴
SMSは電話番号さえわかれば送信できる最もシンプルなメッセージング手段です。ほぼ全ての携帯電話で受信可能なため、到達率が98%以上と非常に高いのが最大の強みです。一方で、テキストのみの送信に限られ、文字数制限もあります。
関連記事:「SMS(ショートメッセージ)とは?料金や送受信方法をわかりやすく解説」
MMSの特徴
MMSはキャリアメールを使って画像や動画を送信できるサービスです。リッチなコンテンツを送れる一方で、対応キャリアが限られることや、メールアドレスの取得が必要なことがデメリットです。
関連記事:「MMSとは?SMS・iMessageとの違いや送り方を徹底解説」
RCSの特徴
RCSはSMSの「電話番号で送れる」という利便性と、MMSの「リッチコンテンツを送れる」という表現力を兼ね備えた次世代規格です。さらに企業認証マークの表示やボタン配置など、ビジネス活用に最適な機能が搭載されています。
関連記事:「RCSとSMSの違いは?意味や特徴、利用時の注意点も解説」
RCSをビジネスで活用する5つのメリット
RCSには、企業のマーケティング・顧客コミュニケーションを革新する多くのメリットがあります。
開封率85%以上、クリック率はSMS比40%以上向上
GSMAのレポートによると、RCSメッセージの開封率は85%以上に達し、クリック率はSMSや電子メールと比較して40%以上高くなっています。視覚的に訴求力のあるリッチコンテンツが、顧客のアクションを促進します。
実際の導入企業では、クリック率がSMS比で1.5~2倍向上するケースが多く報告されています。
企業認証マークでフィッシング詐欺対策・信頼性向上
RCSでは、企業名と認証済みマーク(チェックマーク)をメッセージに表示できます。受信者は一目で「正規の企業からのメッセージ」と判断でき、フィッシング詐欺との区別がつきやすくなります。
近年、SMSを悪用したフィッシング詐欺(スミッシング)が増加する中、企業の信頼性を担保できるRCSは、セキュリティ面でも大きなアドバンテージとなります。
画像・動画・ボタン付きのリッチコンテンツで訴求力アップ

RCSでは、以下のようなリッチコンテンツを送信できます。
- 画像・動画: 商品写真、サービス紹介動画
- アクションボタン: 「詳細を見る」「予約する」「電話する」
- カルーセル: 複数の商品・サービスを横スワイプで表示
- クイック返信: ワンタップで返信できる選択肢
テキストのみのSMSと比較して、視覚的なインパクトと操作性が大幅に向上します。
フォールバック機能で確実にメッセージを届ける
RCS対応端末でない受信者には、自動的にSMSで送信される「フォールバック機能」があります。これにより、RCS → +メッセージ → SMS の順で最適な形式が自動選択され、すべての顧客に確実にメッセージを届けられます。
KDDI Message Castでは、SMS・RCS・+メッセージの3つを統合配信できる唯一のサービスとして、お客様の端末環境に応じた最適なメッセージ配信を実現しています。
双方向コミュニケーションで顧客エンゲージメント向上
RCSでは、顧客からの返信を受け取る双方向コミュニケーションが可能です。アンケート回答、予約変更の依頼、問い合わせへの対応など、顧客との対話を通じてエンゲージメントを深められます。
業界別RCS活用シナリオ
RCSは様々な業界で活用されています。業界別の具体的な活用シナリオを紹介します。
不動産業界:内見予約・契約更新・設備メンテナンス案内
不動産業界では、以下のようなシーンでRCSが活用されています。
- 物件案内: 画像付きで新着物件情報を配信
- 内見予約リマインド: ボタン付きで日程変更も簡単に
- 設備メンテナンス案内: エアコンクリーニング、定期点検の案内
- 契約更新通知: 更新手続きへのリンクボタン付き
ある不動産会社では、夏季のエアコン故障・クリーニングの案内を紙のDMからRCSに切り替えたことで、新規申込受付率が前年比2.3倍に向上しました。
金融業界:ローン審査・本人確認・契約手続きリマインド
金融業界では、セキュリティと確実性が求められるコミュニケーションにRCSが活用されています。
- ローン審査進捗通知: 書類提出リマインド、審査結果通知
- 本人確認依頼: 認証済み企業マークで安心感を提供
- 契約手続きリマインド: 不備書類の再提出依頼
- キャンペーン案内: 画像付きで金融商品を訴求
ある金融機関では、ローン申込において申込不備や規約同意忘れで審査が中断しているお客様へ、返電依頼や同意のリマインドをSMS・RCS(+メッセージ)で送付することで、ローン承認率が20%改善(SMS比で7%改善)しました。
小売・EC業界:カート放棄リマインド・セール告知・配送通知
小売・EC業界では、購買促進と顧客体験向上にRCSが活用されています。
- カート放棄リマインド: 商品画像付きで購入を促進
- セール・キャンペーン告知: 視覚的に訴求力のある案内
- 配送状況通知: 追跡リンクボタン付き
- レビュー依頼: ワンタップで評価画面へ
医療・ヘルスケア業界:予約リマインド・検査結果通知
医療業界では、確実に届くメッセージングが求められます。
- 診察予約リマインド: 日程変更ボタン付き
- 検査結果通知: 詳細確認へのリンク
- 服薬リマインド: 定期的な通知配信
- 健康診断の案内: 予約ボタン付き
RCS導入事例:具体的な成果数値
RCSを導入した企業の具体的な成果事例を紹介します。
不動産会社 – 申込受付率2.3倍、収益率2.2倍
課題: 紙のDMによるエアコンクリーニング・修理サービスの案内で、開封率・反応率が低迷していた。
施策: 紙のDMからRCS(+メッセージ)配信に切り替え。サービス内容を画像で分かりやすく伝え、申込ボタンを設置。
成果:
- 新規申込受付率:前年比2.3倍
- 収益率:2.2倍
- 配信対象数:数万人増加
詳しい導入事例は「不動産会社様の導入事例」をご覧ください。
金融機関 – ローン承認率20%改善
課題: ローン申込において、書類不備や規約同意忘れで審査が中断するケースが多発。電話での連絡は不通率が高かった。
施策: 審査中断中のお客様へ、返電依頼や同意のリマインドをSMS・RCS(+メッセージ)で送付。
成果:
- ローン承認率:20%改善
- SMS比:7%改善
RCSの表現力により、従来のSMSよりも高い効果が得られました。
※出典:日経クロストレンド「SMSの次世代規格『RCS』が企業のモバイル・コミュニケーションを革新」
TOPPANエッジ株式会社 – 開封率88%、クリック率30%
課題: 顧客エンゲージメントの向上と、効果的なマーケティングコミュニケーションの実現。
施策: RCS×SMSのハイブリッド配信を導入。RCS対応端末にはリッチコンテンツを、非対応端末にはSMSを自動で振り分け。
成果:
- 開封率:88%
- クリック率:30%
詳しい導入事例は「TOPPANエッジ株式会社様の導入事例」をご覧ください。
企業がRCSを導入する方法
RCSをビジネスで活用するには、法人向けのRCS配信サービスを利用する必要があります。個人のスマートフォンから企業として一斉配信することはできません。
KDDI Message CastのRCS配信サービス
KDDI Message Castは、2025年5月より業界に先駆けてRCS配信に対応しています。SMS送信サービス市場でシェアNo.1(16.59%)を獲得しており、通信キャリアKDDIならではの高い信頼性が特徴です(※)。
※出典:BOXIL MAGAZINE「SMS送信サービスのシェア・市場規模」(2025年4月10日時点)
KDDI Message Castの特徴:
- 3つの配信を統合: SMS・RCS・+メッセージを一元管理
- フォールバック機能: RCS → +メッセージ → SMS の自動切替
- 98%以上の到達率: 国内4キャリア直収接続
- 企業認証マーク: なりすまし対策で信頼性向上
- 初期費用・月額費用0円: 送信成功分のみの従量課金
- 無料トライアル: 最大2ヶ月3,000通
導入までの流れ
- お問い合わせ・相談: 貴社の課題・要件をヒアリング
- 無料トライアル: 最大2ヶ月3,000通で効果検証
- 本番導入: 配信リスト作成、メッセージ設計
- 運用開始: 配信実行、効果測定、改善
RCS導入時の注意点
RCSを導入する際に押さえておきたい注意点を解説します。
受信者の端末環境を考慮する
RCSは全ての端末で受信できるわけではありません。RCS非対応の端末には、フォールバック機能でSMSを送信する運用が必要です。KDDI Message Castでは自動でフォールバック配信されるため、すべての顧客に確実にメッセージを届けられます。
配信コストを把握する
RCSはSMSよりも配信単価が高くなる傾向があります。ただし、開封率・クリック率の向上により、費用対効果(ROI)はSMSより高くなるケースが多いです。無料トライアルで効果検証を行い、導入判断することをおすすめします。
コンテンツ制作の工数を見積もる
RCSではリッチコンテンツを配信できますが、その分コンテンツ制作に工数がかかります。画像の準備、ボタンの設計、メッセージ文面の作成など、事前の準備が必要です。
まとめ:RCSで顧客コミュニケーションを革新しよう
RCSは、SMSの「電話番号で届く高い到達率」と、リッチコンテンツによる「高い訴求力」を兼ね備えた次世代メッセージング規格です。
RCS導入のポイント:
- 開封率85%以上、クリック率はSMS比1.5~2倍
- 企業認証マークでフィッシング詐欺対策・信頼性向上
- フォールバック機能ですべての顧客に確実に届く
- 不動産業界で申込率2.3倍、金融業界で承認率20%改善の実績
KDDI Message Castでは、SMS・RCS・+メッセージの統合配信に対応しており、最大2ヶ月3,000通の無料トライアルで効果検証が可能です。顧客コミュニケーションの改善をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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この資料でわかること
- SMSの利用実態と他コミュニケーションツールとの比較
- ビジネスシーンにおけるSMSの代表的な利用用途
- 「KDDI Message Cast」の導入事例
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