SMS(ショートメッセージサービス)とは、携帯電話の電話番号宛にテキストメッセージを送受信できる通信サービスです。電話回線を利用するためインターネット接続が不要で、携帯電話の電話番号さえわかれば相手に確実にメッセージを届けられます。

本人認証(SMS認証)、予約リマインド、料金の督促案内など、企業と顧客をつなぐコミュニケーション手段としても幅広く活用されています。国内のSMS到達率は98%以上、メールと比較して開封率が30%高いという特性から、3,000社以上の企業が法人向けSMS配信サービスを導入済みです。

この記事では、SMSの仕組みや料金体系、送受信方法から、法人向けの活用法まで解説します。

SMSとは

SMS(Short Message Service)は、携帯電話の電話番号を宛先として短いテキストメッセージを送受信する通信サービスです。1992年に世界で初めて「Merry Christmas」というメッセージが送られたのが始まりとされています。

SMSには、他のメッセージ手段にはない特徴があります。

  • 電話番号だけで送れる: メールアドレスやアプリのインストールが不要
  • インターネット接続が不要: 電話回線を利用するため、通信環境が不安定な場所でも届きやすい
  • キャリアを問わず送受信可能: au、ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルなどキャリア間で相互に送受信できる
  • 高い到達率: 電話回線網を使用するため、メールのように迷惑フォルダに振り分けられにくい

SMSの仕組み

SMSは音声通話の「制御信号」チャネルを利用して送受信されます。送信者がメッセージを送ると、各キャリアのSMSセンター(SMSC)を経由して受信者の端末に届けられます。通話中でもメッセージの送受信が可能な仕組みです。

受信者の端末が電波圏外の場合は、SMSセンターが一定期間メッセージを保持し、端末がネットワークに復帰したタイミングで配信します。

SMSの料金

SMSの受信は全キャリアで無料です。送信料金はキャリアと文字数によって異なります。

キャリア国内送信料金(税込)国際送信料金
au3.3円〜100円〜(免税)
ドコモ3.3〜33円50円〜
ソフトバンク3.3円〜100円〜(免税)
楽天モバイル3.3円〜100円〜(免税)

送信料金は文字数に応じた従量課金制です。全角70文字以内であれば1通あたり3.3円(税込)が基本料金となり、文字数が増えるほど料金が上がります。受信側には料金が発生しません。

法人向けSMS配信サービスを利用する場合は、サービスごとに料金体系が異なります。KDDI Message Castでは、初期費用・月額費用0円の完全従量課金制を採用しており、送信が成功した分だけ課金されます。

SMSの送り方

スマートフォンでのSMS送信は、標準のメッセージアプリから行います。

iPhoneの場合

  1. 「メッセージ」アプリを開く
  2. 右上の新規作成アイコンをタップ
  3. 宛先に電話番号を入力(またはアドレス帳から選択)
  4. メッセージ本文を入力
  5. 送信ボタンをタップ

Androidの場合

  1. 「メッセージ」アプリを開く
  2. 「新しい会話を始める」をタップ
  3. 宛先に電話番号を入力(またはアドレス帳から選択)
  4. メッセージ本文を入力
  5. 送信ボタンをタップ

送信時、吹き出しの色がiPhoneでは緑色(SMS)と青色(iMessage)で区別されます。相手がiPhoneユーザーの場合は自動的にiMessageが選択され、SMS料金は発生しません。

法人が顧客に対してSMSを一斉配信する場合は、SMS配信サービスの利用が必要です。KDDI Message Castでは、管理画面からの手動送信、API連携による自動送信、Salesforce連携の3つの方法を提供しています。

詳しい送信手順は「ショートメール(SMS)の送り方とは?iPhone・Androidの手順と法人活用のポイント」をご覧ください。

SMSの文字数制限

SMSの文字数制限は端末や利用方法によって異なります。

条件最大文字数
全角文字(日本語)70文字/通
半角英数字160文字/通
長文SMS対応端末最大670文字

70文字を超える場合は複数通に分割されて送信され、料金もその分加算されます。長文SMS対応の機種やサービスを利用すれば、最大670文字まで1通として送信できます。

法人向けのSMS配信サービスでは、長文SMSに標準対応しているケースが一般的です。KDDI Message Castは最大660文字の長文送信に対応しています。

SMSと他のメッセージサービスの違い

SMSとメールの違い

比較項目SMSメール
宛先電話番号メールアドレス
文字数最大670文字制限なし
添付ファイル不可可能
到達率98%以上迷惑フォルダに振り分けられる場合あり
開封率メールより30%高い低め
用途即時性の高い短い通知・認証詳細な情報伝達・ファイル送付

SMSとMMS(マルチメディアメッセージ)の違い

SMSはテキストのみの送信に対応しています。MMSはキャリアメールアドレスを使い、写真・動画・音声ファイルなどのマルチメディアコンテンツを送受信できます。

MMSの詳細は「MMS機能とは?SMSとの違い・設定方法・送り方まで解説」をご覧ください。

SMSとRCS/+メッセージの違い

RCS(Rich Communication Services)はSMSの次世代規格で、データ通信を利用して画像・動画・ボタン付きのリッチコンテンツを送受信できます。国内では「+メッセージ(プラスメッセージ)」がRCSの消費者向けサービスとして提供されており、au・ドコモ・ソフトバンクの3キャリアに対応しています。

電話番号を宛先に使う点はSMSと同じですが、機能面で大きな違いがあります。

比較項目SMSRCS/+メッセージ
回線電話回線データ通信
コンテンツテキストのみ画像・動画・スタンプ・ボタン・カルーセル
文字数最大670文字全角2,730文字
送信元表示電話番号企業名・ロゴ・認証マーク(法人配信時)
既読確認不可可能
双方向性基本的に一方向返信・アンケート対応

消費者間の利用では、+メッセージアプリをインストールすればリッチメッセージのやり取りが可能です。相手が+メッセージを使用していない場合はSMSに自動フォールバックするため、メッセージが届かない心配はありません。2025年10月にau、2026年3月にソフトバンク(Y!mobile・LINEMO含む)が消費者向けRCSを開始し、国内主要キャリアで利用可能になりました。

法人がRCSで顧客にメッセージを配信するには、RCS対応の配信サービスが必要です。KDDI Message Castは、国内で唯一SMS・+メッセージ・RCSの3つを統合配信できるサービスです。企業名やロゴの表示、開封確認、双方向のやり取りにも対応しており、RCS非対応端末にはSMSに自動フォールバックするため、配信対象を限定する必要がありません。

+メッセージの詳細は「+メッセージ(プラスメッセージ)とは?SMSとの違い、料金、法人活用のポイントを解説」、RCSの詳細は「RCSとは?SMSとの違いからビジネス活用方法・導入事例まで解説」をご覧ください。

SMSが届かないときの対処法

SMSが届かない原因は、受信側と送信側の両方に考えられます。

受信側の問題

  • 電波状況が悪い: 建物内や地下など電波の届きにくい場所にいる場合は、場所を移動するか機内モードのオン・オフを試す
  • 受信拒否設定がオン: 端末やキャリアの迷惑SMS拒否設定を確認する
  • 端末のストレージ不足: メッセージの保存領域が不足している場合は、不要なメッセージを削除する
  • 端末の不具合: 端末を再起動する

送信側の問題

  • 電話番号の入力ミス: 番号を再確認する(ハイフンは不要)
  • 文字数超過: 端末が長文SMSに対応していない場合、70文字を超えると送信できないことがある
  • キャリア障害: 各キャリアの公式サイトやSNSで障害情報を確認する

詳しい対処法は「SMS(ショートメッセージ)が届かない原因とは?よくある症状や対処法を徹底解説」をご覧ください。

格安SIM(MVNO)でのSMS利用

格安SIMでもSMSは利用できますが、プランによって対応状況が異なります。

  • SMS機能付きプラン: 契約時にSMS対応のSIMを選択すればそのまま利用可能
  • データ通信専用プラン: SMSは利用できない

SMS機能付きSIMであれば、SIMカードを端末に挿入してAPN設定を行うだけで、特別な手続きなくSMSを送受信できます。

SMS認証が利用できないと、LINEなどの各種アプリの初回登録や本人確認が行えません。SMSが必要な場合は、契約時にSMS対応プランを選択してください。

SMSのビジネス活用

SMSは到達率98%以上、メールより30%高い開封率という特性を持ち、3,000社以上の企業が顧客コミュニケーションに活用しています。

主な活用シーン

  • 本人認証(SMS認証): ワンタイムパスワードの送信、二段階認証
  • 予約リマインド: 来店・来院予約の前日通知(医療、自動車、美容など)
  • 料金の督促案内: 未払い料金の通知(自治体の水道料金、医療費など)
  • 重要通知の配信: 契約更新案内、書類完成通知、発送通知
  • 顧客満足度調査: アンケートURLの送信(メールの4倍以上の回答率を実現した事例あり)

導入実績

KDDI Message Castは3,000社以上の導入実績があり、自治体から金融機関、医療機関まで幅広い業種で活用されています。

  • 名古屋市: 1日あたり350時間の業務削減
  • 日本生命保険相互会社: 約280時間/月の工数削減、折り返し率約50%向上
  • ネッツトヨタ南九州: 月82時間の工数削減、月約100万円のコスト削減
  • 中部地区医師会検診センター: 予約キャンセル率を午後13%から2%に改善、最大120万円の売上減を阻止

事例の詳細は以下のページをご覧ください。

KDDI Message Castの特長

KDDI Message Castは、SMS送信サービス市場においてシェアNo.1を獲得しています。※

  • 到達率98%以上: 国内4キャリア直収接続
  • 初期費用・月額費用0円: 送信成功分のみの完全従量課金制
  • 無料トライアル: 最大2ヶ月、3,000通まで試せる
  • 3つの利用方法: 管理画面、API連携、Salesforce連携
  • RCS対応: SMSに加え、RCS規格をベースにした+メッセージと法人向けRCS配信の統合配信が可能
  • ASPICクラウドアワード2年連続受賞

※出典:BOXIL MAGAZINE「SMS送信サービスのシェア・市場規模」 https://boxil.jp/mag/a8599/ (2025年4月10日時点)

よくある質問

SMSとは何ですか?

SMS(Short Message Service)は、携帯電話の電話番号を宛先にしてテキストメッセージを送受信できる通信サービスです。インターネット接続不要で電話回線を利用します。

SMSの送信料金はいくらですか?

受信は無料です。送信は1通あたり3.3円(税込)からで、文字数に応じた従量課金制です。キャリアやプランによって料金は異なります。

SMSの文字数は最大何文字ですか?

1通あたり全角70文字(半角160文字)が基本です。長文SMS対応端末やサービスを利用すれば、最大670文字まで送信できます。

+メッセージとSMSの違いは何ですか?

+メッセージはRCS規格をベースにした国内3キャリア共同のサービスです。SMSはテキストのみですが、+メッセージはデータ通信を利用し、画像・動画・スタンプの送受信や既読確認に対応しています。電話番号を宛先に使う点は共通です。

SMSが届かない場合はどうすればよいですか?

電波状況の確認、電話番号の再確認、受信拒否設定の解除、端末の再起動を順に試してください。キャリアの通信障害が原因の場合もあります。

法人がSMSを大量配信するにはどうすればよいですか?

SMS配信サービスの利用が必要です。KDDI Message Castでは、管理画面からの手動送信、API連携による自動送信、Salesforce連携の3つの方法を提供しています。

SMSは格安SIM(MVNO)でも使えますか?

SMS機能付きプランを契約すれば利用できます。データ通信専用プランではSMSを利用できないため、契約時にプランを確認してください。

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SMSとKDDI Message Castがわかる3点セット

この資料でわかること

  • SMSの利用実態と他コミュニケーションツールとの比較
  • ビジネスシーンにおけるSMSの代表的な利用用途
  • 「KDDI Message Cast」の導入事例